2014年1月18日土曜日

言葉のちから。流行語の具現化性

就活、空気、韓流、アベノミクスなどなど
言葉は作られ、広まる。

そして広まった流行語は、人が相互に共有する情報となる。
高い相互情報量はそのまま文化と捉えられるかもしれない。

ただ、いつも疑問に思うのが言葉が先か現象が先かという問題である。
もちろん発端は現象にあるのだろうが、言葉が作られることで現象が促進されることがある。

流行語の類はいうまでもなく、日本独特の花粉症だとか肩こりだとかもこれにあたるだろう。
文化の違いだと言われることも多いが、実は言語差が主因ではないかと思える例も多々ある。
虹には何色あるのか、と問われて子供たちは七色と答える。
コメと稲の違いは何か、と聞かれて稲作などしたこともない人間が違いを答える。
雪の種類は何種類かなど、雪などあまり降らない地域に住む日本人でも数種類以上あげるだろう。

言葉というのは、人の認知能力に深く関わっているのだ。
なので、多くの言葉を知ることで認知能力を高められると推測できる。

そういう意味で、本を読めば世界が広がるというのは言語的には大正解かもしれない。

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